ルイヴィトン書類ケースの内張交換と革切れ補強
メイホウネットです。
本日は、ルイヴィトンの中でもあまり見かけないタイプの鞄修理になります。
モノグラムの書類ケースです。
シンプルイズベストなデザインですね。
かなり薄く、開くとこのような仕様です。
正に書類を入れることに特化していると言ってよいでしょう。
そして下部には小さくルイヴィトンとMADE IN FRANCEの文字が印字されています。
問題は、書類を入れるポケットの中です。
内張りがベチャベチャに劣化して黒くなり、内張り同士が貼り付いている状態です。
これは多くのルイヴィトン製品に共通する劣化の起き方です。
原因は、長期に渡る保管です。
合皮の内張りは、なるべく使ってあげることが劣化を防ぐ方法でもあります。
長い年月を保管していると、ご依頼品のように内張りがベチャベチャになることが多いです。
そういった場合の修理方法は内張り交換です。
劣化箇所の内装を丸ごと新品に交換する作業ですので、ツルツルの快適な内張りに蘇り、書類も気持ちよく収納できます。
内張り交換をする場合、バッグのパーツをバラす作業が必要ですが、そこには繊細で正確な技術を要します。
メイホウネットにはそれらの技術力があるからこそ、写真のような美しい仕上がりをお届けできます。
因みに、今回修理したポケットの入り口ですが、ご覧のように革の端が切れていました。
こういった症状は、比較的ルイヴィトンの財布に多いのですが、バッグも対応可能です。
切れた箇所の内側を、補強シートを使って繋ぎ合わせました。
切れ目は残っていますが、あれだけ酷かった切れ目がかなり目立ちにくくなっています。
接続箇所はとても頑丈です。おそらく再発することはないでしょう。
ということで、ルイヴィトンの書類ケースの修理でございました。
ルイヴィトンの修理は内張り以外にも各部分を対応していますので、何かお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。
ルイヴィトンのモデル別修理
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