仕上がりに差が出るTUMIの鞄修理とは?ファスナー交換編
本日は、TUMIのビジネス鞄のファスナー修理です。
一般的なのファスナー交換ではなく、構造がかなり複雑な交換作業となります。
リペアショップによって「仕上がりに差が出るTUMIの修理」と言えるでしょう。

まずはご依頼品の全体像から。
スタンダードなアルファシリーズとは異なり、革と生地のコンビネーションがデザインのアクセントとなっているビジネス鞄です。

鞄の背面側は、80センチ弱のファスナーが付いており、ぐるりと大きく開けることが出来ます。ノートパソコン類を入れる収納スペースでしょう。そのファスナーの噛み合わせが故障して閉められない状態です。
エレメント(歯)の歪みに原因があったのですが、部分的な修復が出来ない状態でしたのでファスナー交換を行います。
しかし、このTUMIのファスナーはかなり複雑な構造で付いています。その最たるところが別のファスナーと隣り合わせで付いているという構造です。
これは交換時に高度な縫製力を必要とします。理由は、ファスナーが隣り合わせのため縫いがかけづらいですし、僅かなズレは隣りのファスナーにも影響します。しかも80センチ弱という長さ。

ですが、そういった難しい鞄修理こそ、メイホウネットの出番です。
隣の交換していないファスナーと並列して新品のファスナーがピシッと縫い付けられています。直線の歪みがないことが分かりますね。
技術力がなければここまで美しい直線の縫製は出来ません。他社と比べても、この差は抜きん出るものがあると思います。
これからTUMIを「綺麗に丈夫に修理したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
メイホウネット
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