【ビジネスバッグ補強】ルイ・ヴィトンの革が裂けた場合
ルイ・ヴィトンのビジネスバッグが今回の修理依頼品です。
サイドのマチ革を補強する修理を行いました。

高級感溢れる黒のエピです。
全体のデザインは、ハンドル1本、カブセによる開閉。それをルイ・ヴィトンオリジナルのロック金具で留めるタイプです。

問題のサイドのマチ部分です。
マチが上から下までザックリ裂けています。
なぜマチは裂けるのか?
結論から言うと、原因は「構造×経年劣化×使用負荷」です。
① 開閉や荷物の出し入れによる負荷
マチはカブセの開閉や荷物の出し入れの際に常に負荷がかかります。
② 素材の硬化
エピレザーは丈夫ですが、経年で硬くなり柔軟性が低下します。
③ 荷物の詰めすぎ
ギュウギュウに詰め込んだ荷物によりマチに強いテンションがかかります。
これらが重なると、ある日突然裂けるというよりは、徐々にダメージが蓄積してマチが裂けます。

裂けた状態を近くで確認すると状態は深刻です。
今回の場合、メイホウネットではマチの交換はいたしません。
裂けた箇所の革を生かした補強修理を行います。

修理後の写真がこちらです。
正直、どこを直したのか分からないですよね(笑)。
裂けたマチを生かした補強修理とは?
以下の方法で修理を行いました。
- ・裂けたマチの縫製を一部解いてバラします
- ・裂けた表革(エピ)とその内張りの間に補強テープを入れます
- ・裂け目が分からないように丁寧に接着します
文章で書くと簡潔とも言えますが、実際にはかなり高度な補強テクニックです。
それは写真の通り「修理跡が分からないクオリティ」という部分に集約されていると思います。
また、接着で強度は大丈夫?と思われるかもしれませんが、逆に他の箇所より断然高く仕上がっています。
理由は内部に忍ばせた補強テープ。この補強材がガッチリ裂け目を繋ぎ合わせておりますので非常に丈夫です。

最後にマチ全体の写真です。元通りに復活しています。
このように、ルイ・ヴィトンのビジネスバッグはしっかり直せばまだまだ現役で使用可能です。
大切なバッグをより長く使うためにも、確かな技術を持つ修理店でのメンテナンスをおすすめいたします。
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メイホウネット
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