内張りと取っ手を修理 | ヴィトンのバケツ型トートバッグ再生
今回は、ヴィトンのバケットGMの修理をご依頼いただきました(型番はM42236)。
バケツ型をしたトートバッグです。現在は廃盤品扱いですが人気が衰えないモデルです。

ご依頼時の状態は、取っ手の革が強く傷み、ひび割れや折れ、硬化が進行していました。また、内張りには合皮素材が使用されており、加水分解によるベタつきや剥がれが発生している状態でした。
そこで今回は、「内張交換」と「取っ手交換」を行いました。

まずは内張りから。
ルイヴィトンのバッグは、1990年代に製造されたモデルの多くが内張りに合成皮革を使用しています。このバケツ型バッグにも同様に合皮が使われています。
合皮は長年の使用や保管環境の影響で加水分解を起こし、ベタつきや剥がれが発生することがあります。
ご依頼品はまさにその典型です。
加水分解が進行した内張りはクリーニングでは改善できません。内張りの交換が必要になります。
因みにバッグの入れ口まわりのヌメ革も所々ひび割れ、硬化してパキパキ状態ですので、内張りと一緒に交換をいたします。

交換した内張りには、耐久性と質感のバランスが良いシャンタン生地を使用しました。上品な風合いがあり、バッグ内部もすっきりとした印象に仕上がっています。
合皮で交換することも可能ですが、また加水分解の可能性を懸念される場合はシャンタンのご選択がオススメです。

続いて取っ手です。
革の硬化の影響もあり、ヌメ革が折れてしまっている箇所がありますね。最早千切れるのも時間の問題でしょう。
すぐに交換が必要です。

新しいヌメ革で、取っ手を2本とも丸ごと交換いたしました。
外観の印象が明るく向上しています。
独自のしなやかさがあるヌメ革は、肩にフィットして肩がけがとても楽ですよ。
大きく分けて、内張りと取っ手を再生しましたが、バケツ型バッグの場合、取っ手よりも先に内張りの加水分解が原因で修理のご相談をされるケースが多いです。
そのため、内張りにベタつきを感じ始めましたら、お早めに当店にご連絡ください。一緒に取っ手の状態も確認させていただきます。
お見積りは無料です。
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