COACHのショルダーバッグ付け根修理
今週も全国から多数のご依頼をいただきました。
誠にありがとうございます。
本日は、コーチのバッグ修理をご紹介します。
オールレザーのショルダーバッグです。
詳しい方ならこの写真を見ただけで所謂オールドコーチと呼ばれる80年代以前に作られたヴィンテージのコーチのバッグであることが分かると思います。
オールドコーチは革質が抜群に良いです。
実物を見ると深い光沢があり、もっちり肉厚でしなやかです。
現行の革には無いオーラが漂っています。
バッグの内側には、アメリカ製である証のHANDCRAFTED IN THE UNITED STATESの表記が刻印されています。
当時のアメリカ製は本当に良い革を使っています。
さて、話が逸れましたが、ご依頼の症状はショルダーベルトを接続していた付け根の革の切れです。
ショルダー自体ではなくバッグ本体に縫い付いている付け根です。
切れてはいますが傷みはそこまで酷くありませんので、この状態で交換してしまってはせっかくのヴィンテージの革が勿体ないです。
そこでオリジナルの革を生かした修理を行います。
切れた箇所の内側に補強テープを入れて接続する修理です。
修理跡が分からない様に処理しましたので、見た目は何も無かった様なナチュラルな仕上がりです。
交換ではなく接続というと耐久性が気になる方もいらっしゃるかと思います。
しかしそれは全く問題はなく、むしろ耐久性がアップしています。
修理した箇所を指で触れていただければ、以前よりもガッチリした強さを感じることが出来ます。
因みに、反対側の付け根も内部補強を行なっています。
切れてはいませんでしたが、お客様のご希望で両側修理をさせていただきました。
両側を補強することで強度のバランスが保たれバッグがより長く使えます。
いかがでしたでしょうか。
当店では、一流のバッグ職人が専属で修理を担当させていただきます。
お困りのことがありましたら何なりとお問い合わせ下さい。
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